eSIMの設定方法:iPhoneとAndroidでのインストールから開通まで
iPhoneならリンクを1回タップ、別の画面のQRコードを読み取る、Androidならコードを貼り付ける。3つの方法と、実際につながるための設定、出発前に自宅でインストールしておく理由を説明します。
eSIMは自分で、2、3分でインストールできます。方法は3つあり、どれを使うかはeSIMがどこから届くかで決まります。iPhone自体で開くリンク(iOS 17.4以降なら1回のタップ)、別の画面に表示したQRコード、そして手で貼り付けるコードです。最後の方法は、Androidでいちばん簡単なやり方です。3つともインターネット接続が必要で、行き着く先も同じです。設定に新しい回線が加わり、その回線をデータ通信とローミング用にオンにします。
eSIMについて初めて知る方は、まず eSIMとは からどうぞ。
始める前に
出発の1、2日前に、自宅のWi-Fiで。 スマホはeSIMのプロファイルをサーバーからダウンロードするので、インターネット接続が必要です。データ通信ができないまま海外に着き、そこでインストールしようとするのは、現地での最初の1時間をつぶすいちばんよくあるパターンです。早めに入れても損はありません。Wigooのプランは、インストールした時点ではなく、プランの対象国のネットワークにeSIMが初めてつながった時点から利用期間が始まります。
eSIMに対応しているか確認する。 電話アプリで *#06# と入力します。EID が表示されれば、eSIMのチップが入っています。
SIMロックがかかっていないか確認する。 SIMロックのかかったスマホは、eSIMのインストールまではできても、そのあと接続できないことがよくあります。eSIMが壊れているように見えますが、そうではありません。iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」に「SIMロックなし」と出ていれば大丈夫です。2021年10月以降に日本で発売された端末は、原則としてSIMロックなしで販売されています。
メールはインストールが終わるまで残しておき、インストールしたeSIMはスマホから削除しないでください。 アクティベーションコードは、ふつう1回のインストールにしか使えません。
Wigooでは、支払いのあとに届くメールに Install eSIM ボタンがあります。メールもインストールのページも英語ですが、押すのはこのボタンです。開いたページは、手に持っているスマホに合わせて変わります。iPhoneなら1回タップのボタン、Androidならコピーするコード、パソコンならQRコードです。iPhoneでは、Wigooアプリの「My eSIMs」からもインストールできます。
iPhoneの場合
1回のタップで(iOS 17.4以降)
いちばん早い方法で、旅行に持っていくiPhoneだけで完結します。読み取るものは何もありません。
- そのiPhoneで、eSIMの提供元から届いたインストール用のリンクを開きます。Wigooなら、メールかアプリの Install eSIM ボタンです。
- 新しいeSIMをアクティベートするかを確認する通知が表示されます。「許可」をタップし、画面下部の「続ける」をタップします。
- プロファイルのダウンロードが終わるまで1分ほど待ちます。「設定」→「モバイル通信」に新しい回線が表示されます。
iOSのバージョンは「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。提供元がリンクではなくQRコードをメールで送ってきた場合も、iOS 17.4以降なら「メール」やSafariでそのQRコードを長押しし、「eSIMを追加」をタップすればインストールできます。
別の画面に表示したQRコードで
QRコードがパソコンやタブレット、別のスマホ、印刷した紙にあるときの方法です。QRコードを表示しているスマホ自身で、そのコードを読み取ることはできません。
- 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップします。iOSのバージョンによっては「モバイルデータ通信」という名前です。
- 「eSIMを追加」(または「モバイル通信を設定」)をタップし、「QRコードを使用」をタップします。先に「その他のオプション」をタップする必要がある場合もあります。
- カメラの枠にQRコードを収め、画面の指示に従います。
カメラアプリをQRコードに向けても読み取れます。「モバイル通信プランが検出されました」と表示されたら、それをタップします。
情報を手で入力する
QRコードの読み取り画面で、下部の「詳細情報を手動で入力」をタップします。iPhoneは SM-DP+アドレス と アクティベーションコード の2つを求めてきます。どちらも、提供元から届いた LPA:1$ で始まるアクティベーションコードの中に入っています。1つ目と2つ目の $ の間がSM-DP+アドレス、2つ目の $ より後ろがアクティベーションコードです。
回線の使い分けを聞かれたら
インストール中かその直後に、iPhoneはどの回線を何に使うかを聞いてきます。旅行中にうまくいく設定はこうです。
- デフォルトの音声回線(通話とSMS):いつもの番号。
- iMessageとFaceTime:いつもの番号。
- モバイルデータ通信:旅行用eSIM。「モバイルデータ通信の切り替えを許可」はオフのままにします。海外でデータ通信がいつもの回線に戻ってしまうのを防ぐためです。
新しい回線には、「旅行」や「韓国」のように、見てすぐわかる名前をつけておきましょう(「モバイル通信プランの名称」で変えられます)。iOS 26以降では、現地に着いたときに、旅行用eSIMをオンにするようiPhoneが通知してくることがあります。「旅行用のeSIMをオンにする」をタップすると、「旅行用eSIMのみ」と「旅行用eSIMと現在のeSIM」のどちらを使うかを選べます。両方を選べば、いつもの番号に電話がつながる状態のまま、データ通信は旅行用eSIMが受け持ちます。
Androidの場合
メニューの名前はメーカーごとに違いますが、手順は変わりません。Androidでスマホ1台だけで済ませるなら、アクティベーションコードをコピーして貼り付けるのがいちばん簡単です。自分の画面に表示したQRコードは、そのスマホでは読み取れないからです。
Google Pixel
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」。
- 「SIM を追加」→「eSIM を設定」の順にタップします。バージョンによっては、代わりにSIMをダウンロードするかを確認する画面が出ます。
- 別の画面のQRコードを読み取るか、「ヘルプ」→「手動で入力」と進んでコードを貼り付けます。
Samsung Galaxy
- 「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」。
- 「eSIMを追加」→「QRコードをスキャン」。
- 別の画面のQRコードを読み取るか、「有効化コードを入力」をタップしてコードを貼り付けます。
そのほかのメーカー(AQUOS、Xperia、arrows、OPPO、Xiaomiなど):「設定」の「ネットワークとインターネット」「モバイルネットワーク」「SIM」などの中に、「eSIM」を含む項目か、今のSIMの横に「+」があります。AQUOS、Xperia、arrowsはPixelに近い画面の機種が多いので、上のPixelの手順が参考になります。どのメーカーでも、QRコードを読み取る方法とコードを入力する方法が用意されています。
コードは、先頭の LPA:1$ も含めてまるごと貼り付けてください。WigooのインストールページをAndroidで開くと、コピーボタンつきのコードと、ここで説明したのと同じ3つの手順が表示されます。
つながるために必要な3つの設定
eSIMのインストールは終わりました。それでも、次の3つが正しくなっていないとデータ通信はできません。「eSIMが使えない」という問い合わせのほとんどは、ここが原因です。
- 旅行用eSIM:データローミングをオン。 違和感があるかもしれませんが、これで正しいのです。旅行用eSIMは海外の提携ネットワークを使うので、スマホはローミングとして扱います。オフのままだと、アンテナは立っているのにインターネットにつながりません。
- モバイルデータ通信:旅行用eSIMを選ぶ。 インストールしただけで、データ通信用に選んでいない。これも同じくらいよくある間違いです。
- いつもの回線:データローミングをオフ。 通話とSMS(銀行などから届く認証コードも含めて)のためにオンにしておいても、海外で知らないうちにキャリアの料金でデータを使うことがなくなります。
設定する場所は次の通りです。
- iPhone: 「設定」→「モバイル通信」。eSIMの回線をタップして「データローミング」をオンにします。次に「モバイルデータ通信」をタップしてeSIMを選びます。いつもの回線もタップして、データローミングがオフになっているか確かめます。
- Pixel: 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」。eSIMをタップして「ローミング」をオンにします。SIMの画面に戻り、「プライマリ SIM」の「モバイルデータ」をタップしてeSIMを選びます。
- Galaxy: 「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」。「優先SIM」の「モバイルデータ」でeSIMを選び、「データの切り替え」はオフのままにします。次に「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」で「データローミング」をオンにします。
いつもの番号は、これまで通り使えます。LINEやWhatsAppもその番号のままです。どちらも登録した電話番号に結びついていて、データ通信をしているSIMとは関係ないからです。
オンにするタイミング
インストールは自宅で済ませ、新しい回線は現地に着くまでオフにしておきます(iPhoneでは、その回線の「この回線をオンにする」をオフに)。日本も対象に含まれる周遊プランのように、出発する国もカバーしているプランなら、これは特に大事です。日本でオンにすると日本でつながり、そこから利用期間が数えられてしまいます。
着いたら、回線をオンにして機内モードをオフにし、ネットワークが見つかるまで1、2分待ちます。5分たっても何も起きなければ、機内モードを一度オンにしてからオフにしてください。
エラーが出たとき
アクティベートできないというメッセージが出る、または待っても終わらない: ほとんどの場合、原因はeSIMではなくインターネット接続です。電波の良いWi-Fiに移って、もう一度試してください。
コードがもう有効ではないというメッセージが出る: そのeSIMは、すでにどこかにインストールされています。新しいコードを頼む前に、「設定」の回線の一覧を確認してください。もう入っているかもしれません。
インストールできて、アンテナも立っているのにネットにつながらない: 上の3つの設定を、その順番で確認します。それでもだめなら、スマホにSIMロックがかかっていないかを確かめます。詳しくは データローミングをオンにしたのにネットにつながらないとき で説明しています。
「eSIMを追加」がどこにもない: そのスマホがeSIMに対応していないか、SIMロックのせいで表示されていないかのどちらかです。
よくある質問
iPhoneでeSIMを設定するには?
iOS 17.4以降なら、iPhoneでインストール用のリンクを開き、「許可」、続けて「続ける」をタップします。それ以外の場合は、「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「QRコードを使用」と進み、別の画面に表示したQRコードを読み取ります。そのあと新しい回線のデータローミングをオンにし、モバイルデータ通信の回線に選びます。
AndroidでeSIMを設定するには?
Pixelなら「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIM を追加」、Galaxyなら「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」と進みます。別の画面のQRコードを読み取るか、コードを手で入力する項目を選んで貼り付けます。そのあと新しい回線のローミングをオンにし、モバイルデータの回線に設定します。
eSIMは自分で開通できますか?
できます。ショップに行く必要も、キャリアに電話する必要もありません。旅行用eSIMのインストールはスマホを何回かタップするだけで、プランの対象国のネットワークに初めてつながったときに自動で開通します。
eSIMのインストールにWi-Fiは必要ですか?
インターネット接続が必要です。スマホがeSIMをサーバーからダウンロードするからです。いちばん確実なのは自宅のWi-Fiですが、まだ日本にいるうちなら、いつものモバイルデータ通信でもかまいません。
旅行用eSIMはいつインストールすればいいですか?
出発の1、2日前に、自宅のWi-Fiでインストールします。回線は現地に着くまでオフにしておき、着いたらオンにして、その回線のデータローミングをオンにします。
eSIMをインストールしたのにネットにつながらないのはなぜですか?
ほとんどの場合、原因は3つの設定のどれかです。eSIMのデータローミングがオフのまま、モバイルデータ通信がいつもの回線のまま、またはスマホにSIMロックがかかっている、のいずれかなので、この順番で確認してください。
同じeSIMを2台のスマホに入れられますか?
入れられません。アクティベーションコードはふつう1回のインストールにしか使えず、インストール済みのeSIMは、コードを入れ直しても別のスマホに移せません。実際に持っていくスマホにインストールしてください。